2011/05/26

現像パラメータのメモ

 K5/DNG/Camera RAW

1.風景、緑強調雅風:WB昼光用(CameraRAWの昼光ではない)、要シャドウの緑かぶり微調整

色相
  • イエロー:+5~10
  • グリーン:+5
  • ブルー:-5

輝度
  • イエロー:+5
  • グリーン:+5
  • ブルー:-5

明暗別色補正(シャドウ)
  • バランス:+40
  • 色相:30
  • 彩度:+2

    2011/05/10

    ブラウザとカラー

    IEは特別な用途以外ではほとんど使用していないが、IE9がICCのVersion4に対応したらしいので、
    インストールしてみた。
    確かに対応はしているようだが、通常のプロファイルを埋め込んだ画像は、
    Chromeと同様にしか表示されない。
    (広色域モニタの場合、OSの内部処理はsRGBなのにモニタの色域が広がったことで、とくに原色系が派手な色合いにシフトしてしまうということ)
    どうも画像とPCのカラープロファイルでマッチングしてくれるわけではないようだ。
    何がしたいのかよくわからん・・・
    そもそもWCSという仕組みはどう機能してるのだろう?
    余計に話をややこしくしている気がする。
    MacとAdobeが作り上げてきたカラーマネージメントシステムの方が余程分かり良いと思うのだが。
    なので広色域モニタの場合、ブラウザで写真を見るなら今のところFirefoxかSafari以外選択肢はない。
    ただFirefoxの精度はそれほどよくない。

    2012/10/06 追記)
    Chromeがカラーマネージメントに対応しました。
    こちらの環境では、Firefoxのgfx.color_management.mode=2の場合と同様の作用な感じ。
    (Win7 64bit キャリブレーション済みAdobeRGB対応モニター)

    Firefoxのレンダリング関係のパラメータの設定値

    gfx.color_management.display_profile : モニタのICCプロファイルのパス(デフォルトの空白で良い)
    gfx.color_management.mode : 1(デフォルト2)
    gfx.color_management.rendering_intent : 2(本来はデフォルトの0で良いはずだが)


    さらに追記)
    (以下は広色域モニタでない場合、あまり神経質にならなくても良いというか、
    現状ではあまり神経質になっても仕方がないことです)

    ちょうど気になる現象に遭遇したところだったので、調べてみた。
    「WCSはICCプロファイルやWCSのプロファイルは参照してカラーマッチングを行なうが、
    Exifの色空間情報は正しく読んでくれない」らしい・・・
    やっぱりかと言う感じ。心当たりはある。
    なのでJPEG画像をWEB上にあげる場合、EXIFなしでもよくて、ICCプロファイルは添付する方が良い。
    (Adobeのソフトなら「Webおよびデバイス用に保存」を使用する*注)

    さらにそもそもの話として、こうして調べていて初めて気付いたのだが、
    撮って出しのJPEGや純正ソフトでRAWから現像した場合もICCプロファイルはつかない。
    つまりEXIFの色空間のみということ。
    そして、EXIF付きかつICCプロファイルなしのsRGB画像の場合、
    Firefoxはgfx.color_management.mode=2ではだめ(高彩度)で、Safariは正しく表示される。
    これはgfx.color_management.modeの値を1にすれば解決するが、そうすると他で不具合が...
    さらに、IEやChromeのようなExifやICCプロファイルに対応しないブラウザの場合は論外。
    もう呆れるほどに無茶苦茶です。

    またVista以降の色の管理の
    「詳細設定-Windows色システムの規定値のデバイスプロファイル」
    の設定値について調べてみると、デフォルト説とモニタのプロファイル説がある。
    ここはプロファイルが不明なデバイスの場合に適用する出力プロファイルと考えるのが、
    最も理にかなっている気がする。
    Winの場合、何も情報がなければ画像をsRGBとして扱うはずで、
    色空間のマッチングは入力と出力の2つのプロファイルが存在しないと意味がないから。
    もしそうなら通常、デフォルトのままにしておくのが良く、モニタ用の出力プロファイルは
    デバイスタブに登録されているので、これで万事うまくいくはず。

    ところが、実際はうまくいかない。
    もともとの色空間がsRGBの画像であれば、ExifやICCプロファイルが添付されていなくても、
    正しく表示されるべきだがそうはならなかったり、他にもソフトによって、
    「詳細設定-Windows色システムの規定値のデバイスプロファイル」
    の設定値をモニタのプロファイルにしておかなければ正しく表示されないことがある。
    (もちろん逆にデフォルトの値でないと正しく表示されない場合もある)
    印刷も含めたワークフローを考えたときにはさらに混乱する。

    多分WCMは今までのカラーマネージメントとは異なる思想でつくられていて、
    頭を切り替えないといけないのでしょうが、いずれにしても情報が錯綜しています。
    WCMに対応したソフトか否かでも動きが異なります。
    非常に細かく検証されて公開されている方が数名いらっしゃって、とても参考になりました。

    *注
    JPEGTranPlusというソフトで、画像データには手を付けずに、
    既存の画像ファイルにICCプロファイルやExifの色空間だけを添付することかできるよう。